2013年12月28日土曜日

Amazing Grace

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338585
 2007年公開の映画をBSで見た。折しも1807年に奴隷船廃止法案の議会通過から200年目にアメリカで公開された。裕福な家に生まれながらも、若くしてJohn Newton牧師が作詞のAmazing Graceに導かれ、奴隷船廃止に向けて、議員として活動した、William Wilberforceの伝記をもとにした映画だが、現代の日本とかぶるものが多い。奴隷船と植民地で富を得る港湾地域を代表する多くの議員達は、既得権を手放すのに反対で奴隷廃止賛成派は、ごく少数派。国民は奴隷を気の毒に思う人たちも多いが、議員は利権の代表。国民の7割が原発反対なのに、国会では、脱原発が少数派なのと似ている。
ウイルバフォースは、奴隷船の中で、奴隷たちが、小さな箱に、手錠をかけられたまま、植民地に着くまで3週間もつめられ、半分以上が着く前に死亡してしまう事実を、奴隷の生き残りから聞く。原発事故で避難した人たちは、故郷から追われ、避難所の小さなスペースで何週間も耐えたことと重なる。
奴隷の窮状を議会で証明しても、国民の署名を国会に提出しても、じっくり精査するとして、取り合ってもらえない。それでも、他の議員達を少しづつ味方につけ、やっと奴隷船禁止法が成立したのは、20年以上たってからだった。
奴隷船の船乗りだった、ジョン ニュートン牧師は、奴隷の亡霊と、罪の意識に苦しみ、奴隷船の船乗りが猿で、奴隷が人間だったと、涙を浮かべた。
目の前のバナナ(利権)に目がくらみ、将来世代に、放射性廃棄物の処理をさせようという、野蛮な行為を、恥じる日が来るよう、ウイルバフォースのように、長い闘いを続けよう。
Once I was lost, but now was found.
SNSのおかげで点在する脱原発の人達が、繋がりはじめた。
Once I was blind but bow I see.
事故の前は、原発について盲目であったが、今は関心を持っている。
Amazing Graceの歌詞と共通するものがあるような気がする。







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